環境
持続可能性と環境効率は、エミレーツ・グループ全体の運航業務と地上業務両方の要です。
当社のお客様、職員、規制当局とも、環境や温室効果ガスの排出に関する意識が、近年ますます高まっております。エミレーツは、エミレーツ・グループの環境方針を通じて環境に責任を持って運航することに取り組んでおり、職員、お客様、社内外のあらゆる関係者に向けてその旨を伝達しています。詳細については、エミレーツ・グループの環境方針(新しいタブでPDFが開きます)をお読みください。
エミレーツ・グループでは、環境に対する取り組みとして、航空機、エンジン、地上機器について、環境に優しく入手可能な最新技術に数十億ドルを投資し、当社の資産を最も環境に責任を持って運用しています。当社は、業界および当地域における環境パフォーマンスでリーダーを目指しており、適用される環境規制や基準をすべて順守することに全力を注いでいます。
エミレーツは、航空機の二酸化炭素排出量の削減に取り組んでいるグローバル業界の一員です。
航空産業は、世界的な経済・社会の発展、特に途上国の発展に対して、重要な役割を果たしている中の一つです。航空業界は全世界で約6,300万人を雇用し、世界の年間GDPのうち2.7兆米ドルを占めています。
詳しくは、2016年7月に執筆された報告書Aviation Benefits Beyond Borders(航空産業:国境を越えて広がるメリット)(PDFが新しいタブで開きます)をお読みください。
航空業界が責任を負うのは全世界の二酸化炭素排出量の2%にも満たないのですが、それでもさらなる持続可能性を追求し、排出量の増加を抑えるべく取り組まなければならない、と航空業界は認識しています。 わが社は、業界団体であるIATA(国際航空運送協会)が取り組んでいる、温室効果ガス排出量削減のための「4本柱(four-pillar)戦略」を強く支援しています。この戦略の詳細はwww.enviro.aero(新しいウィンドウが開きます)をお読みください。
この戦略の実施事項としては、機体やエンジンなどグループ全体で最新の技術を導入すること、燃料消費が少なく、排出量も少ない運航のための航空管制を認めるように各国政府に働きかけること、地上業務においても環境への影響を抑えること、国際民間航空の国連機関である国際民間航空機関(ICAO)を通じた全世界での炭素排出量へのセクター別アプローチの開発支援などがあります。
航空産業は世界各国の政府機関に対して、国際線の機体から生じる炭素排出量に対処するために単一のグローバル市場を基準とする測定に参加するように積極的に働きかけています。各国政府は、2016年10月に開催された国際民間航空機関(ICAO)の第39回年次総会で、新たな構想である国際線のための炭素相殺・削減スキーム(CORSIA)の枠組みに関して歴史的な合意に達しました。
CORSIAは、2020年からのカーボンニュートラルな成長の達成を目指しており、自主的にこの取り組みに参加した諸国間で国際線の排出量に対処します。
エミレーツはこの地球規模のアプローチを確立するICAOの取り組みを支援しており、ICAOと協力して2020年からのカーボンニュートラルな成長の達成、および安全で効率的、環境に責任を持つ民間航空部門の創出に取り組んでいます。
CORSIAの詳細については、ICAOのウェブサイト(新しいウィンドウが開きます)をご覧ください。