私たちの地球
新型で燃費効率のよい機体は、常にエミレーツのビジネスモデルの中核を成してきました。
数十億ドル規模のこの継続的な投資は、お客様の快適さだけでなく、環境への影響の軽減に対するエミレーツ最大の貢献です。
当社は、業界平均よりはるかに短い平均機齢9.1年の最新型のワイドボディ機材を運航しています。また、それぞれ2024年と2025年に導入が予定されている当社の新世代のエアバスA350型機とボーイング機はさらに大幅に燃料効率が向上しています。
機能横断的な運航効率性運営グループの監督の下で、エミレーツは運航上可能であれば常に、不要な燃料燃焼や排出を削減する方策を積極的に検討し、最高水準の安全基準を維持しています。
エミレーツは、教育、意識、データ分析、技術を取り込んだ多面的なアプローチの結果としてのグリーン標準手順書(グリーンSOP)のパイロットへの導入により、大きな前進を遂げています。
当社のグリーンSOPには、エンジン地上走行の軽減、アイドル逆噴射、追加燃料の慎重な判断、フラップ着陸の最適化、燃料消費を最小化する機内の速度管理、直行ルートの使用などの手順が含まれます。2022年と2023年には、グリーンSOPを含む運航への取り組みにより、50,000トン以上の燃料消費量、160,000トン以上の二酸化炭素排出量が削減されました。
エミレーツは、堅牢な燃料監視システムと高度なデータ分析を導入し、燃料や携帯用水の計量を最適化し、最適な重心で機体への積み込みを行っています。当社のパイロットは最新の技術とツールを活用し、フライトの性能を監視・確認して、飛行技術が燃料消費や二酸化炭素排出量に与える影響について認識の改善に役立てています。
当社は持続可能な航空燃料(SAF)の開発に貢献する取り組みを支援し、急速に発展するSAF業界に積極的に参加しています。
2023年1月、当社は1つのエンジンにSAFを100%使用したボーイング777-300ER型機の記念すべきデモ飛行を行いました。
MENA地域初のこの取り組みは、100% SAF燃料による飛行の未来を実現する業界全体のデータと努力に寄与しています。
エミレーツは以下のような貢献を行っています。
当社は主要施設でクリーンな電気を生成する太陽光発電システムに投資しています。ドバイでは、エミレーツ・エンジン・メンテナンス・センター、エミレーツ・フライト・ケータリング、エミレーツ・セブンズ・スタジアム、および2024年に開設が予定される新しいパイロット・トレーニング・センターがこれに含まれます。
現在の当社施設では、年間9,000 MWh以上の再生可能電力が生成されており、約400万キログラムの二酸化炭素が削減されています。
当社は、二酸化炭素排出を始めとする環境問題に関連する多数の規制やその他のコミットメントを順守しています。
業種:当社は以下の業種および規制環境作業グループに参加しています:
サプライヤ:当社は、炭素排出削減を含む持続可能性に関してサプライヤとやり取りをしています。主なサプライヤには、OEM(航空・エンジンメーカー)、燃料供給会社、ケータリング、機内サービス機器、廃棄物管理提携会社が含まれます。
お客様:当社は持続可能性のトピックについてお客様と対話し、EcoVadisやCDPなどの国際的に認知されたプラットフォームに関する質問票を含む、多数のESGに関連する質問票に回答しています。