お客様のフライトをより快適にするための方法はたくさんあります。案内の目的で提供される以下の実際的なアドバイスをお役立てください。
気圧の変化
ご飲食
機内での軽い運動
乗り物酔い
機内でのお客様への介助
機内の空気環境
深部静脈血栓症(DVT)について
気圧の変化
離陸時および機体の上昇中は、機内の空気圧の減少により気体が膨張し、海面から高度 8000フィートで最大 20%増加します。機体が下降すると、ガスの量が低下します。この気圧の変化がお客様の身体に及ぼす影響を軽減するためには、炭酸飲料や、豆、キャベツなどのガスを生成する食物の摂取をお控えください。また、フライト中の最後の時間は眠らないようにすると、あくびや唾を飲み込むことで対処することができます。機体の降下に伴う気圧の変化を均等にするために、「耳抜き」をするのも効果的です。
ご飲食
体を動かしていないときは消化が遅くなるため、食事を軽めにすることでフライトをより快適にすることができます。また、アルコールや、コーヒー、お茶などのカフェイン入りの飲み物も避けた方が良いでしょう。これらの飲み物には利尿作用があることが分かっているため、脱水症状を引き起こすおそれがあります。その代わりに、ジュースや水を頻繁に飲んで、適切な水分補給を心掛けましょう
機内での軽い運動
長時間のフライト中やその後を元気に過ごすために、次の軽い体操を数時間おきにやってみましょう。この体操は、機内誌にも掲載されています。
- 足回し: 片足につき20回ずつ、足首の部分で足を回転させます。
- お尻の持ち上げ: 片方のお尻を座席から持ち上げて、そちらの筋肉を引き締めます。そのまま5つ数えてください。片方につき5回ずつ繰り返します。
- 膝を押す: 膝とももを一緒に押して、お尻の筋肉を引き締めます。そのまま5つ数えてください。 それを5回繰り返します。
- 腰を押す: 腰のくびれた部分を座席の背もたれに押し付けて、肩が前に出るようにします。反対に、肩を背もたれに押し付けます。それを5回繰り返します。
- 肩回し: 腕を横にしたまま、肩を前と後ろに10回ずつ回します。
- 頭回し: 頭をゆっくりと回します。次に、反対方向に同じように回します。 それを10回繰り返します。
- 足を押す: かかとを持ち上げて、つま先を床に押し付けます。次に、つま先を持ち上げて、かかとを床に押し付けます。片足につき10回ずつ繰り返します。
乗り物酔い
乗り物酔いは、体の平衡感覚と目で見ているものが合わないために起こるもので、乱気流のときにひどくなることがあります。乗り物酔いにかかりやすい方は、次の対策をお勧めします。
- 翼の上の窓際のお座席をご要望ください
- アルコールは避けてください
- お食事の量は少なめにして、刺激のある食べ物は避けてください
- 天気がいいときは、視点を地上、海、地平線に固定します
- 座席に着いたらエチケット袋を探して、手元に置いておきましょう
- 適切な薬の服用について、主治医に相談してください。市販薬にもよく効く種類がたくさんあります
機内の空気環境
エミレーツの最新鋭の機体は静かで快適で、空調も良好なレベルに保たれています。さらに、エミレーツはすべてのフライトが禁煙ですので、空気中の汚染物質のレベルは、多くの都市の通りや建物内に比べて非常に低くなっています。超微細フィルター(HEPA)を通して再生された空気は、空中のあらゆる塵、ウイルス、真菌、バクテリアが99.997%除去されており、そこに常時新鮮な空気が追加されています。
しかし、機内の空気は湿度が低いため、肌、鼻、喉、目が乾燥しやすくなります。乾燥を最小限に抑えるには、次の対策が有効です。
- アルコールやカフェインの入った飲み物は避けてください
- フライト中は、コンタクトレンズを外し眼鏡をかけてください
- 肌を潤すためにローションをご使用ください。
機内でのお客様への介助
- エミレーツ航空の客室乗務員は、応急処置を習得しており、定期的に再教育も受けています。
- 飛行中、お客様が身体上の要求にご自分で対処できない場合は、お客様ご自身の付添人を同行させる必要があります。客室乗務員は、こうした要請にお応えすることはできません。
- エミレーツ航空では、お客様の健康上、宗教上のニーズに合わせた特別なお食事を幅広くご用意しています。こうした要求は、ご予約時、あるいはご出発の少なくとも24時間前までにお申し付けください。
- お客様の移動に制約がある場合は、以下にご注意ください。
- 車椅子またはその他の移動機器は、1台まで無料で機内にお持ち込み可能です。これは、手荷物の容量制限には含まれません。
- すべての長距離便で機内の通路は2列あるため、お客様には機内専用の車椅子をご利用いただくことができます。
- 手すり付きトイレは、2列通路の機内の一部でご利用いただくことができます。
- 当社の機内複数のお座席では、アームレストを上に持ち上げることができるため、スムーズに移動することができます。
訓練を受けた客室乗務員は、飛行中の医療緊急事態に備えて医療トレーニングを受けています。
機内には、客室乗務員が使用するための総合的なメディカル・キットと除細動器が設置されています。
一部のフライトでは、最新の遠隔測定装置が積み込まれているため、地上の医療スタッフが飛行中の患者を診断することが可能です。ただし、お客様には、地上で必要となる医療措置の費用を負担する責任があります。そのため、総合的な旅行保険への加入を強くお勧めします。
深部静脈血栓症(DVT)
深部静脈血栓症(DVT)は、足の下部に血栓が形成されたときに引き起こされます。血栓が剥がれて肺に到達すると、危険な状況となります。DVT(深部静脈血栓症)は体を動かさずにいることと関係しており、車、バス、電車、あるいは飛行機に乗った後、さらには映画館で座っていた後に発症することがあります。機内で快適に過ごすためには、この一般的なアドバイスに従い、DVTが発症するリスクを減らしてください。
- 緩めで快適な服を着用してください
- 手荷物は、前のお座席の下ではなく頭上の荷物入れに収納してください。足を伸ばして、定期的に足と足首の運動ができるようになります
- DVTが形成されるもっとも大きな危険要因は動かないことですので、体を動かすよう心掛けて、定期的に機内での体操を行ってください
- 定期的にジュースや水を飲んで、十分な水分補給を行ってください。アルコールやカフェインの入った飲み物は摂らないようにします
他の人に比べてDVTを形成しやすいタイプの人がいます。現在分かっているDVTに関連する危険要因は以下のとおりです。
- 40歳以上
- 最近、大きな(特に、下肢または腹部に影響する)外科手術またはけがをした場合
- 最近、1日以上動かない状態が続いた
- 自分または家族にDVTの既往歴がある
- 血液凝固障害である
- 何らかの形で心臓病を患っている
- 悪性疾患の既往歴がある、または現在かかっている
- 経口避妊薬およびホルモン補充療法などのホルモン療法を行っている
- 妊娠中
- 喫煙
- 肥満
- 静脈瘤
上記のいずれかの危険要因がある場合は、ご出発前に主治医に相談して、次の医学的な予防策を取ってください。
- 塞栓症予防の弾性ストッキングを着用する
- フライト前に抗凝固薬の服用、またはその他の予防策を講じる